受け継がれた伝統芸能を次世代へ~
竹田市文化財愛護少年団の活動
竹田市内に所在する各神社には、神楽・獅子・白熊(はぐま)などの伝統芸能が伝承されています。毎年それぞれの秋季大祭で奉納されている伝統芸能は、地元で保存会が組織されており、若手後継者や文化財愛護少年団により次世代へと着実に継承されています。
自然の探求を子どもたちとともに~
豊後大野市自然史友の会の活動
豊後大野市の豊かな自然を後世に残すため、基礎データの調査・記録、文献作成を目的に結成し、小学生~70歳代まで約30人の会員が、植物2分野、動物7分野に分かれ、月1回の現地調査を続けています。市内小中学生に配布した「豊後大野市自然図鑑」作成や「生物多様性ぶんごおおの戦略」策定用データの提供も行っています。
循環型の森林づくり~
大分県林研グループ会長 武田林業 武田邦弘さん
大分県林研グループの会長としても活躍する武田さんは、高校卒業後すぐ山の仕事を始めました。循環型の林業を追求し、早くから機械化を進めることで作業の効率化を図り、また後進の指導にも積極的です。大分県林研グループでは伐採技術の向上研修や循環型林業の切り札とも言えるコンテナ苗の育成研究などにも取組んでいます。
ラムサール条約湿地潜在候補地を次世代へ~
家田・川坂湿原を守る活動
家田・川坂湿原は、絶滅危惧種の動植物が50種以上生息する学術的にも極めて価値の高い湿地です。この貴重な自然を次世代に繋ぐため、「家田の自然を守る会」、「川坂川を守る会」が設立されました。湿原観察会や植物調査、特定外来植物の除去や遊歩道の草刈り、「溝さらえ」と呼ばれる河川清掃作業、堤防や護岸を補強するために人力だけで杭を打つ「なんば引き」の伝承など、地道な活動を続けています。
神々の宿る里の伝統を次世代へ~
高千穂夜神楽保存団体の活動
高千穂町では毎年11月から2月にかけて、村々の氏神様を民家に迎え、夜神楽が奉納されます。夜神楽は、それぞれの村が年に一度氏神様を定められた民家に招き、収穫の御礼と来る年の五穀豊穣を祈る“まつり”です。夕方から翌日の昼近くまで三十三番の神楽が夜を徹して奉納されており、村の最大の行事となっています。 昭和53年、国の重要無形民俗文化財の指定を受けており、現在でも30程の保存会が活動しています。
ココロとカラダを癒す健康の旅
~癒しの森の案内人の活動
森の持つ癒し効果が科学的に立証されたロードを「セラピーロード」と呼び、セラピーロードを含む複数の散策路を内包し、滞在に適した施設や様々なプログラムが提供可能なエリアを「森林セラピー基地」と呼びます。
日之影町は、癒しの効果の立証とともに関連施設等の整備が認められ、2006年に全国で初、九州で唯一の「森林セラピー基地」に認定されました。
「宮崎県森林の案内人の会」認定のガイド森の案内人は、森の香りや空気、音など森の魅力を感じながら、地域の自然や山村文化、樹木、動植物などの紹介とともに、呼吸法を用いて身体のバランスを保ったり、緊張を緩和するプログラムを指導しています。